HOW BEAUTIFUL

スペインの宝石とも謳われる美貌の持ち主。外見の美しさだけでなく、その演技力は母国スペインのゴヤ賞、カンヌ国際映画祭やBAFTA Awardsなど現在までのところ32の賞を受賞、55の賞にノミネートされるなど高い評価を得ている。そして2009年、アカデミー賞助演女優賞を得たことでその才能は不動のものに。語学にも堪能で、母国語や英語はもちろんのことフランス語やイタリア語にも堪能。文字通りインターナショナルに活躍するスペイン映画界のリーダー女優的存在。
幼少の頃からバレエをはじめ、MadridのNational Conservatoryで9年間スペイン舞踊やクラシックバレエを学び、New YorkのCristina Rota's School で4年間ダンスを学ぶ。その後演劇の勉強を始め、ミュージックビデオやテレビ出演などを経て1991年、Rafael Alcázar監督のEl Laberinto Griego (The Greek Labyrinth)にElise役で出演。ペネロペはその初めての経験をこう語っている。"I found a lot of magic in it, a lot of order to that chaos. I felt like a child. I was completely in love with it. I still feel like that. You can always keep learning with acting, because the school is life and yourself and your friends and your relationships. I'm fascinated by it! Its infinito!" 「ものすごい発見だった。まるで宝物を見つけたみたい。子供にかえったみたいだった。演技をするのがこんなに素敵なことだったなんて。今でもそう感じているわ。演技は常に学ぶことばかりよ。ホント、完全にハマッてしまってるの!!」　その経験は後のFramed and Belle Epoque / The Age of Beauty、Bigas Luna(1992)、JAMÓN JAMÓN(1992)での成功など、大いに活かされることになる。そしてこの後、ペネロペの女優人生を大きく変えることになるPedro Almodovar監督との出会いがスペイン映画界に強力なタッグを生み出す。Carne tremula/ live flesh以降、公私に渡り彼女を支えるアルモドバル監督との深い絆はそれらの作品をみてもわかるほど。さて、年を重ねるのが楽しみという彼女、これからもますますその活躍が期待されます。